ワイドレールのアプローチレールにTCSセンサーを付けてみる!

模型

前にTCSセンサー、フォトリフレクタ等を取り上げた記事の時に、TCSセンサーはワイドレールのアプローチレールには取り付けられないというメーカーの注意書き書かれているのを載せました。

息子が作ろうとしているレイアウトでは、ここ最近記事にしている踏切を置くとTCSセンサー位置がアプローチレールにどうしても取り付けないと動作タイミングがおかしくなります。

そこでアプローチレールにTCSセンサーを置くとどうなるかを試してみました。でもその前に、アプローチレールだけでなく、お浚い?兼ねて直線レールから取り付けてみます。

1.直線レールにTCSセンサーを取付けてみる

手持ちの直線レール3種類を見てみます。

TCSセンサー取付箇所は、S280が2カ所、S158.5、S140はレールの真ん中に1カ所取付できるようになっています。まず、S158.5は旧製品?なのか取付構造が違います。黄色の丸で囲った部分4カ所に爪があって、センサー部分が蓋になっています。ここを爪を広げながら外すことでセンサーを取付けできるようになっています。

外すと以下のようになります。

次にS140、S280ですが、こちらは同一構造になっていました。黄色の矢印の指し示すところがは1段低くなっています。この段差の境目をカッターでカットします。。ここを切り落として穴を開けてセンサーを取付けします。

ではS158.5にTCSセンサーを取付けます。線路側からはめ込みます。

取付後(レール側から)

取付後(レール裏側から)。コードはまだ取り付けていません。

2.アプローチレールにTCSセンサーを取付けてみる

最初にカーブレール(カント付きレール)のTCSセンサー取付部分を直線レール同様に見てみます。下のはC354です。センサーが2カ所取付できるようになっています。

取付箇所のアップです。直線同様センサーが付く部分(黄色の矢印の囲む部分)は1段低くなっています。この段差の堺目部分をカッターでカットします。でも今回は普通のカント付きレールにTCSセンサーは付けないので加工しません。

本題に移ります。手持ちのアプローチレールです。今回は一番カーブのきついCL280で試します。(一番下)

レールの裏側を見ます。直線、カント付きカーブとは違い、センサーが取り付く一段下がった部分がありません。メーカーが対応していないというのですから当たり前ですね。

TCSセンサーを仮で載せます。左右の端っこをマッキー(細)でケガきます。

躊躇わずにカッターでカットします。いきなり大きく開けないで、様子を見ながら左右は大きくします。すみません。穴あけ後の写真撮り忘れました。で、いきなりTCSセンサー取付後(レール側)です。

こちらはレール裏側です。

見た目は問題なく、取付も問題なくできたようです。動作に問題が起きないか、実際に車両を走らせて動作確認してみます。

3.アプローチレールにTCSセンサーを取付けたので、動作確認してみる

今回の動作確認は、今までの実験線ではなく作りかけ?のレイアウト上に組み込みます。手前のカーブにセットしました。踏切の出口センサーになります。ここは左カーブから踏切を通って右カーブのアプローチを通って直線になります。直線に置くと踏切と離れすぎてしまうため、どうしてもこのアプローチレール上に置く必要がありました。

実験のため複線の片側のみに設置しています。下の写真は、入口のセンサーと出口のセンサーの位置がわかる?ようにするために載せました。スタイロフォームはACアダプターが届かないので、この上にブレッドボードを載せるための仮設のトンネルです。

4.動作結果

10周程度の確認の範囲では、特に問題なく動作できています。もっと周回を稼いで確認する必要があると思います。今後ぼちぼち走らせて継続試験していきたいと思います。

ご覧いただきありがとうございました。次回は、Kicadで作った踏切用プリント基板が来ているはずなので、部品の取り付けと動作確認をしたいと思います。

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